コンセプトがあれば必然的に差別化できる

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差別化タイトル

 

先日、西区図書館で借りたこの
コンセプトのつくりかた」という本。

コンセプトのつくりかた

 

 

借りた時はタイトルに惹かれて
手に取ったので、
誰が書いたかなんて
知らなかったのですが、

任天堂のWiiの
企画担当をされた方が書いた
本だったんですね。

 

 

これが私にとっては
かなりグッとくる内容で、
すごく参考になりました。

 

 

先日もご紹介しましたが、また

コンセプトと差別化

についてという記述を見つけましたので、
ご紹介したいと思います。

 

 

よろしければお付き合いください。

 

 

 

コンセプトから仕様を作る

 

仕様とは
機械であればスペック・性能のこと。

 

 

要はその商品の「内容」です。

 

 

商品にしろサービスにしろ、
提供する側はいいものを作ろうと頑張ります

 

 

だけど、
「いいもの」っていうのがすごく曖昧で、
ありがちなのは

提供側が考えるいいもの

にしようとすること。

 

 

記憶に残っているのが
iPhone6Plus が発表された時です。

iPhone6Plus

 

 

大画面になったiPhoneを

「どうですか!」

って感じでプレゼンしてたけど、
主人と二人で

いや、そういうことじゃないんだよなぁ~

と言ったのを今でも覚えています。

 

 

この頃大多数の人が
似たような考えだったと思うのですが、
iPhoneに大画面を
求めていたわけではないんです。

 

 

なんか
ジョブズが考えていたであろう
コンセプトからずれちゃったなぁという
感じを受けました。

 

 

技術者はついつい

スペックをあげる

ことをやりがちなんですが、
意味なくスペックだけ上げても
消費者には届かないということを
身をもって感じました。

 

 

ちなみにWIIは

家族みんなが楽しめるゲーム機

というコンセプトから、
リビングに置いても違和感のない
家族の誰からも嫌われない
デザインを目指して
本体をコンパクトにしたそうです。

 

 

 

差別化はコンセプトから始まる

 

よく「差別化」っていうけど、
ちょっと硬い言葉で解説すると

他社より優れた商品品質や
イメージ、提供方法など
サービスの充実によって
価格競争に巻き込まれない差異を作ること

だそうです。

 

 

とにかく

競合他社と違うものを作れ

ってことなんですが、
これもついつい
スペック重視になりがちです。

 

 

この本の中でも
危険性を訴えていて、
コンセプトさえあれば
必然的に差別化できているはずだ
と言ってます。

 

 

差別化っていうと、
他の人がやってないサービスを
付加しようって思いがちですが、
それはただの迎合になりかねません。

頭を下げるビジネス

 

 

本当にそれが必要だと思ったら
付加すればいいのですが、
コンセプトもなしに

お客様に喜ばれそうだから・・・

という理由でつけるのは、
しんどくなるだけの
パターンになりがちなので、
避けたほうがいいと思ってます。

 

 

 

差別化は取捨選択

 

差別化するということは、
コンセプトの基準に合わない部分を
どんどん切り落としていく作業だと思います。

捨てる

 

 

 

そうすることで
コンセプトを際立たせる、
これが差別化なんでしょうね。

 

 

Wii は

家族みんなに触れて欲しい

という願いから
「コントローラー」ではなく
リモコン」という名称になったのだとか。

 

 

家族みんなでやるゲームだから、
グラフィックもそこそこでいい
ということで
優先度を下げたということです。

 

 

他社がグラフィックを
ウリにしている中で
優先度を下げるのは
すごく勇気ある行動ですが、
結果それがうまくいったということは
コンセプトが市場に
マッチしたということですね。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしょうか?

 

 

サービスを提供する側からすると
ついついスペックを重視しがちですが、
そこをグッとこらえて
コンセプトを煮詰めることが大事だと
この本は教えてくれました。

 

 

まずは
自分のビジネスなり
商品なりのコンセプトをしっかり決めて、
それをもとに仕様やサービズの中身を考える。

 

 

そうすることで
ブレないビジネスができるのだと思います。

 

 

正直、難しいなと思います。

 

 

でも、だからこそ
自分だけのコンセプトを
作りたいなと思わせてくれる一冊でした。

 

 

気になったら、ぜひ読んでみてください。

 

 

すごくわかりやすい言葉で、
コンセプトメイキングについて
書かれています。

 

 

あなたのビジネスの参考になれば幸いです。

 

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。