昨日から始まった月9ドラマ
「ラジエーションハウス」。
病院の放射線科の技師さんが
主人公のドラマです。
実は私、プログラマ時代に
RISと呼ばれる
放射線科の技師さんが扱う
システムを作ってました。
それまで
放射線科=レントゲン(一般撮影)しか
知らなかったのですが、
CTやMRI、血管造影、
マンモグラフィー、
PET、骨密度など
いろんな種類があることを
初めて知りました。
プログラマなので
会社から出ることはほとんどなく、
現場に行ったのは2回ほど。
現役で作っていた頃に
このドラマを見たかったなぁ。
一度しか見ていないので
セリフはかなり曖昧ですが、
このドラマの中で
放射線技師は
目に見えないものを撮る仕事
と言っていたのが
印象に残っています。
確かに、放射線技師は
体内の異常を調べるために
目に見えない体の中を撮影します。
でもこれは、
放射線技師だけに限らず
私たちも目に見えないものを見ています。
誰でも見えないものを見る力があります。
例えばここに
毎日仕事に追われて残業続きで
クタクタになっている
女性がいたとします。
この女性が目の前にいたら、
私なら
どんな風に仕事をしているんだろう
どこか効率よくできる部分はないかな
パソコンでデータ化したら
もっと早くできないかな
Excel で自動化したら
時間内に終わるよね
という風に、
元プログラマという観点から
仕事を効率よく
システマティックにできないかを
見ようとします。
もし同じ女性を
アロマセラピストの友達が見たら、
気持ちをリラックスさせる精油は
どれがいいかな
副交感神経の働きを高めて
よく眠れるようにしてあげたいな
きっと腸の動きも悪くて
代謝も下がってるよね
という風に、
アロマセラピストとして
今の彼女の心や体の症状を
見ようとするでしょう。
どちらも目の前の女性を通して、
目に見えないものを見ようとしています。
「目に見えないものを見る」というよりも、
「その人のフィルターを通して見る」
と言ったほうが
しっくりくるかもしれません。
ビジネスは、
突き詰めれば「価値の提供」です。
その価値を作るのが、
「見えないものを見る目」だったり
「その人独自のフィルター」
なんだと思います。
私の場合は、
仕事をシステマティックに考えて、
パソコンで扱いやすい形に変えて自動化し、
「時間短縮」という価値を生み出します。
アロマセラピストの友達なら、
その症状から
対処に適した精油を選び
「オリジナルアロマオイル」や
「アロマトリートメント」という
価値を与えてくれます。
ただのシステム化や
ブレンドオイルではなく、
その人のフィルターを通して
作り出された価値
というところに意味があり、
それこそが
その人の強みなのだと思います。
あなたの目は
どんな世界を見ていますか?
あなたのビジネスの
ヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。