こんにちは。佐藤まきです。
「仕事も気持ちも楽にする」
そんな情報を発信しています。
今日は2件、
文章添削のお仕事をしていました。
1件はノウハウを伝える記事、
もう1件はオリジナルストーリーです。
まったく書き方の違う文章ですが、
実は根本的な問題点は
同じところにあるように感じました。
そこで今回は、
情報発信するときに共感を得やすい書き方のコツ
について書いてみたいと思います。
よろしければお付き合いください。
ノウハウ記事でありがちなこんなこと
いまさらですが
ノウハウの意味について調べてみました。
Know = 知っている
How = やりかた
ということで、一般的な意味は
「物事の方法や手順に関する知識」
ということになります。
今回添削させていただいた記事も
あるテーマに沿って
手順ややり方を書いているんですが・・・
う~ん、なんか面白味に欠けるんですよね。
わざわざやり方を伝える記事を書くということは
それを知らずに困っている人がいるわけです。
やり方がわからず時間ばかりかかってイライラしているのか
なかなか上手くできずに凹んでいるのか
自分のやり方が正しいかどうかわからず不安に思っているのか
困っているといっても
いろんな感情があるはずですが、
それがないからなかなか共感できません。
「困っている」という前提部分が
はっきりしないため、
せっかくのノウハウも
「それを知ることでどんなふうに良くなるのか」
が、上手く伝わらない文章になっていました。
![悩み](https://office-sora.site/wp-content/uploads/2019/11/9815ebc05f637f3e859199ecf383155b_s.jpg)
ストーリーライティングでありがちなこんなこと
もう一本の文章は、
ある映像のもとになるオリジナルストーリです。
架空の話になるのですが、
ここで必要となるのが世界観です。
これを伝えるために
言葉でいろいろ説明したり
イメージに合う写真や映像などを使っていきます。
それはいいのですが、
なんかその世界に入っていけない・・・。
その登場人物に共感できなかったんですね。
よくよく読んでいくと、
世界観の説明に追われてしまって
登場人物のセリフが文語体になるなど、
気持ちが入っていない言葉になっていました。
![難しい](https://office-sora.site/wp-content/uploads/2018/12/63b1eabdffdcbef3c98f897ff88fd8c4.jpg)
驚きからワクワクへ・・・
やりたいけど、怖い・・・
物語が進むにつれて
登場人物の心の揺れも大きくなっていきます。
そんな気持ちの揺れが伝わるような
台詞回しを提案させていただきました。
伝えるのはどう変わったか
ノウハウ記事とオリジナルストーリー、
内容はまったく違いますが
問題点はどちらも「感情が見えない」ところです。
報告することを目的とした文章は
事実をまとめるだけでいいのですが、
それ以外の「読ませたい文章」では
共感してもらうことってとても大事です。
では何に共感するのかというと、
やっぱり「人の気持ち」なんですよね。
「人」=文章の中の登場人物
登場人物の気持ちがどう変化したのか、
そこを読者に追体験してもらうことで
共感が生まれます。
ノウハウ記事の場合は、
質問者という登場人物を立てて
ノウハウを知る前と後の感情の変化
を書くことで
その良さが伝わりやすくなります。
ストーリーの場合は
事実や事柄だけの説明になりがちですが、
登場人物の感情をわかりやすくすることで
感情移入しやすくなります。
どちらの文章も、
始めと終わりでどれだけ感情が上向くか
を意識して書くことで
ずいぶん伝わり方が変わりますよ。
最近私も文章を書くときに
気をつけているポイントの1つです。
![ストーリー](https://office-sora.site/wp-content/uploads/2018/11/cffaf21f448d3594042a204e75c491ec.jpg)
まとめ
いかがでしょうか。
今回は情報発信するときに
共感を得やすい書き方のコツについて
書いてみました。
文章を書くのに慣れていないと
ついつい事実や事柄を説明するだけで
終わってしまいがちですが、
それだとどれだけ丁寧に説明しても
肝心なところが上手く伝わらないことが多いです。
共感は「その気持ち、わかる」と
思ってもらえることから生まれます。
そのためには「気持ち」の部分を
しっかり書くことが大事ですね。
書き始めと終わりの部分で
どれだけ感情が上向くかを意識すると
伝わり方も変わってきますよ。
あなたが伝えたい気持ちは
どんなものですか?
あなたの情報発信の
ヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
P.S.
「感情を伝える」ことについて
こちらの記事でも書いています。
よろしければ合わせてお読みください。
商品説明が上手い人とそうでない人の違いとは