こんにちは。
起業迷子のビジネスナビゲーター 佐藤まきです。
あなたは何か人に任された時、
「ちゃんとしなきゃ」
という考えが浮かんできたりしませんか?
「ちゃんとしている」ことは
すばらしいことで、だからこそお相手も
あなたに任せたんだと思います。
それを楽しめる方だと良いのですが、
私は人から何かを任された時
プレッシャーを感じることの方が多かったです。
「ちゃんとできなかったらどうしよう」
「期待に添えなかったら申し訳ない」
そんなことばかり
考えていたように思います。
そんな自信のなさ全開だった私ですが、
今では逆に
「ちゃんとできてる自分」
を認められるようになりました。
そんな私の変化とは?
今日はそんなお話しです。
思い込みができるまで
「ちゃんとしなきゃ」
という思い込みをお持ちの方は、
私以外にも結構たくさんの方が
いらっしゃるんじゃないかと思います。
逆にこういう意識が弱い人もいるわけですが、
何が違うかというとほとんどの場合、
子どもの頃に両親や周りにいる大人から
かけられた言葉です。
小さい子どもに
「ちゃんとしてね」
「良い子にしていてね」
と声をかけると、子どもは
「そうしないと叱られる」
「愛してもらえない」
と思ってしまいます。
そしてそのまま
「ちゃんとしているから
自分は愛される・価値がある」
と思い込んで大人になってしまうんですね。
「ちゃんとする」ことの問題点
これの何が問題かというと、
その人の魅力は
「ちゃんとしていること」
だけではないはずなのに、
そこに執着してしまい、
「ちゃんとする=完璧主義」になりがちです。
また「ちゃんとする」「良い子でいる」は
親にとって都合がいいわけですが、
大人になると「親にとって」ではなく
「誰かにとって」都合のいい人になりがちです。
私もそうだったのですが、
「誰かにとって都合のいい自分」
って当たり前ですが
あまり気持ちの良いものではありません。
都合よくいいように人から
使われる自分に腹が立ち、
相手に対して文句の一つも
言いたくなります。
でも、それを言ってしまうと
「嫌われてしまう」と考えて、
結局何も言えずに終わってしまうことが
ほとんどでした。
そして、自己嫌悪・・・
そんなことの繰り返しなんですね。
手放すのは思っているより難しい
そのような人に対して
「ちゃんとしなきゃを
手放しても良いんだよ」
というアドバイスをよく見かけます。
もちろんそれは正しいのですが、
「ちゃんとしている自分に価値がある」
という考えが根深い人にとっては、
「自分の宝物を手放せ」
と言っているに等しいので、
これがなかなか簡単ではなかったりします。
当時の私は
「それができれば苦労しないよ」
と思ってましたね。
誰だって自分には価値があると思いたい。
なのにその価値を手放して
凡庸でいろと言っているようなものなので、
頭でわかっていても
心がなかなか手放そうとしてくれないんです。
手放せないのは怖いから
私も以前はそんな
「ちゃんとしなきゃ」を抱えて
苦しい時もありました。
飲み会の幹事を任されたのに
みんなの調整がつかなかった時など、
それだけで神経性胃炎にもなったほどです。
たかが飲み会なのに
なぜそこまで思い詰めていたかというと、
今思えば必死で
自分を守っていたからなんですね。
ちゃんと調整できなくて、みんなから責められるかも?
こんなやつに任せるんじゃなかったと思われるかも?
みんなからバカにされて嫌われるかも?
そんなふうに「私を責めないで!」と
心の中で叫んでいる状態だったんです。
小さい子どもが
「ちゃんとできてなくてごめんなさい」
と一人でうずくまって
泣いているようなものですね。
とにかくこの時ばかりは
幼児期にもどったような感覚で、
とにかく自分を守るのに必死なんですよ。
そんな泣き叫んでいる子どもに
「いいからそれを捨てなさい」
と言っても、
なかなかそうはできないと思いませんか?
誰のために「ちゃんとする」のか?
そんな私が、今は
少々ちゃんとできてなくても
無駄に落ち込むことがなくなりました。
いったい何があったと思いますか?
実はあることをやめたら、
すごく楽になりました。
それは「自分を守ること」。
以前の私は
「嫌われたくない」
「バカにされたくない」と
自分を守るために
「ちゃんとしよう」としていました。
でも今はこの「ちゃんと」を
周りの人のために使うことを心がけています。
みんなちゃんと楽しめてるかな?
この人はちゃんと理解できているかな?
そんなことを考えて行動するようにしているんですね。
するとどうなるか?
「ちゃんとしている人ですね」
とほめられることが増えたんです。
そう、「ちゃんと」していること自体は
すごく良いことなんです。
つまり、「ちゃんとしている」部分は
あなたの強みだから、
その強みを捨てるのはとてももったいない。
問題は、
それにとらわれて苦しんでいることです。
であれば、
苦しまないためにはどうすればいいか?
これを考えればいいわけです。
それに対する私の答えが
「自分を守るのをやめて、人のために使う」
です。
自分を守ろうと自分のために使うから
できてないところに目が行きがちです。
でも、相手のために使うと
「何ができるか?」という考えになるので、
無駄に苦しむことがなくなります。
「ちゃんとしている」はあなたの強み。
安易に捨てるのではなく、
ぜひ周りの人のために活かしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「ちゃんとしなきゃ」という
苦しい思い込みを強みに変える方法について
書いてみました。
あなたの「ちゃんとしている」部分は、
周りの人にとってとてもありがたいものです。
そこを最大限、
周りの方のために活かすことを考えれば、
あなたの強みに変わります。
そのためには守る相手を
自分から周りの人に変えてみてください。
めちゃくちゃ気持ちが楽になりますよ。
本日は以上になります。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。