昔インストラクターをしていたので、
「教える」という仕事に興味があります。
セミナーなど受講しながら
講師の方の教えかたにも注目してます。
ところで、何かを教える人の優劣って
いったいどこでつくんだろうと
考えることがあります。
知識の多さか
それとも教え方か
教える側からすると
どうしても知識の多さが気になります。
なので、ついつい
大先生と呼ばれるような人と比べて
でも教わる側からすると
確かに自分の知りたいことについて
知識がないのは困りますが、
そこさえクリアされれば
よりわかりやすく教えてくれる人の方に
価値を感じてしますよね。
先日、WEBに精通した方と
お会いする機会があり
いろいろお話をお聞きしました。
すごーくためになるお話を
聞かせていただいてるんだけど、
どうもイマイチピンとこない。
その時は時間もなくて、
本質をつかめないまま話が終わってしまい
ちょっと残念な気持ちになりました。
なんでピンとこなかったかというと、
話が高度すぎて
正直ついていけなかったんですよね。
なんとなくはわかるし、
すごく正論を言っているのもわかるんですが、
どうも
勉強を重ねるイメージって
知識が増えるほど高度な内容にもついていける、
例えるなら
お釈迦様の言葉が理解できるレベルになる
ような感じでしょうか。
そのお釈迦様の言葉を下界にいる私たちは
うまく受け取ることができないので、
そこを上手く翻訳して伝えられるのが、
「教えるのが上手い人」になるのかなと思います。
「教える」ということについては、決して
お釈迦様だから教え上手
というわけではないですね。
資格を取ってビジネスをする時、
「初級しか持ってないから
私の知識はまだまだなので」
というはよく聞く話です。
そして、ついつい中級~上級と
知識ばかりを詰め込みがちですが、
講師として知識を伝えるためには
「どれだけ話をわかりやすくできるか」
に注力した方がお客様のためになりますね。
あの池上彰さんも
「小学生にもわかるように」を意識して、
話を単純化したり具体例を出したりしているそうです。
目指すべきはお釈迦様ではなく翻訳者。
知識が増えるとついつい
専門用語を使いがちなので、
自戒も込めて書いてみました。
「わかりやすい」説明、プラス
あなたの教え方のヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。