クリスマスも終わり、
年越しの準備が急がれますね。
年が明ければ
やってくるのが確定申告。
個人事業主さんにとっては、
なかなか頭の痛い作業が待っています。
そういう方もいらっしゃいますが、
実は管理項目が足りなくて、
いざ分析しようとすると
今日は、将来に向けて
売上分析をするための
「売上管理表」の項目について
書いてみたいと思います。
売上管理表には
一体どんな項目が必要なのか
わかりやすく、
ビジネスの報告でよく言われる
5W2Hを使って説明してみますね。
よろしければお付き合いください。
最低限必要なのは1W1H
確定申告をするために
お金の動きを管理しますが、
売上についていえば1W1H、つまり
「いつ(When)」
「いくら(How Much)」
が最低限必要です。
これがあれば、とりあえず
「仕訳」という
経理に必要な作業ができます。
とはいえ、
これは確定申告をするための最低条件。
あなたがもし
今と同じやり方でOKです。
でも将来的に
ビジネスを大きく育てていきたいのなら、
今のうちからしっかりと
管理しておくことをお勧めします。
分析に必要な3W1H
売上を分析するためには、
どういう切り口で見るのかを
考えておく必要があります。
大きな柱としては2つあって、
まずはあなたの商品・サービスという切り口。
自分が売っている
商品やサービスで、
一体何が売れ筋なのか。
それは
どのくらい売れているのかを
見ていきます。
もう一つの切り口がお客様です。
どのお客様が
いくら購入しているのか、
お得意様は誰なのかを把握できます。
その2つの切り口で
分析するために必要なのが
「誰が(Who)」
「何を(What)」
です。
「商品・サービス」と「お客様」の
単体分析だけじゃなく、
この2つを掛け合わせることで
「誰が何を好んで買っているか」
というお客様の傾向も見ることができます。
ここまでできていれば、
もっと伸ばすべき商品や、
逆に廃止にしてもいいサービスの
選別もできますし、
大事にすべきお得意様に
もっと注力することも可能です。
更に深い分析をするなら5W2H
3W1Hでも
傾向を把握することは可能ですが、
もし可能なら
5W2Hまで管理することをお勧めします。
つまり、
「いつ」「誰が」「何を」「いくら」
に加えて、
「どこで(Where)」
「なぜ(Why)」
「どのように(How)」
まで記録します。
まず「どこで」。
たとえば、
普段は自宅で教室をしているけれど、
イベント(外)に出店して
商品が売れたという場合があります。
「どこで=イベント」と
記録しておけば、
今後イベントに出た場合の収益など
予測することができます。
「なぜ」は、
お客様がその商品を買った理由になります。
これは必ずしも全員のお客様に
聞けるわけではないかもしれませんが、
ここをしっかり押さえておけば
自分の商品のウリもわかりますし、
今後の商品開発にも役立つはずです。
最後に「どのように」。
これはいろいろな考え方がありますが、
たとえば
対面で販売したのか、
ブログやFacebookなどの
ネットからの申し込みなのか
など記録しておけば、
自分がどちらが強いか、
またどちらに今後注力すればいいかが
把握できます。
また高額を販売する方は、
銀行振込が多いのか、
Paypal(オンライン決済サービス) など
クレジット決済が多いのか
という
「どのように」支払うのかを
把握しておくことも大事になってきます。
もしPaypal の方が多ければ、
手数料を考えた価格設定も
必要になってくるからです。
分析は表計算ソフトで!
これらはすべてが必要・・・
というわけではないかもしれませんが、
今後あなたが
「この切り口で分析したい」
という場合は、必要な項目を
すべて記録しておく必要があります。
この時役に立つのが
Excel などの表計算ソフトです。
上記の5W2Hのうち、
必要な項目を横列に並べて記録します。
分析には
ピボットテーブルという
機能を使えば、
集計はもちろん、
グラフまで作ってくれます。
「どういう切り口で分析したいか」
を、しっかり頭に描いておいて、
Excel に記録(入力)して分析する。
それによって
今後何をすればいいのかが
見えてくると思います。
まずはあなたにとって必要な
5W2Hを考えてみてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか。
最低限の売上管理しか
してこなかったという方も、
今後ビジネスを大きくするためには
売上の分析が必要になってきます。
「いつ(When)」
「誰が(Who)」
「何を(What)」
「いくら(How Much)」
「なぜ(Why)」
「どこで(Where)」
「どのように(How)」
ビジネスの5W2Hは
企画や報告の時だけでなく、
売上管理にも応用することができます。
しっかり管理して、
次の一手につなげてみてくださいね。
もう
「Excelが苦手だから」
と言っている場合ではないですよ。
やり方がわからない方は
一緒に作っていきましょう。