情報発信するときに共感を得やすい書き方のコツ

共感文章タイトル ライティング

 

こんにちは。佐藤まきです。
「仕事も気持ちも楽にする」
そんな情報を発信しています。

今日は2件、
文章添削のお仕事をしていました。

1件はノウハウを伝える記事、
もう1件はオリジナルストーリーです。

まったく書き方の違う文章ですが、
実は根本的な問題点は
同じところにあるように感じました。

そこで今回は、
情報発信するときに共感を得やすい書き方のコツ
について書いてみたいと思います。

よろしければお付き合いください。

 

ノウハウ記事でありがちなこんなこと

いまさらですが
ノウハウの意味について調べてみました。

Know = 知っている
How  = やりかた

ということで、一般的な意味は
物事の方法や手順に関する知識
ということになります。

今回添削させていただいた記事も
あるテーマに沿って
手順ややり方を書いているんですが・・・

う~ん、なんか面白味に欠けるんですよね。

わざわざやり方を伝える記事を書くということは
それを知らずに困っている人がいるわけです。

やり方がわからず時間ばかりかかってイライラしているのか
なかなか上手くできずに凹んでいるのか
自分のやり方が正しいかどうかわからず不安に思っているのか

困っているといっても
いろんな感情があるはずですが、
それがないからなかなか共感できません。

「困っている」という前提部分が
はっきりしないため、
せっかくのノウハウも

それを知ることでどんなふうに良くなるのか

が、上手く伝わらない文章になっていました。

悩み

 

ストーリーライティングでありがちなこんなこと

もう一本の文章は、
ある映像のもとになるオリジナルストーリです。

架空の話になるのですが、
ここで必要となるのが世界観です。

これを伝えるために
言葉でいろいろ説明したり
イメージに合う写真や映像などを使っていきます。

それはいいのですが、
なんかその世界に入っていけない・・・。

その登場人物に共感できなかったんですね。

よくよく読んでいくと、
世界観の説明に追われてしまって
登場人物のセリフが文語体になるなど、
気持ちが入っていない言葉になっていました。

難しい

 

驚きからワクワクへ・・・
やりたいけど、怖い・・・

物語が進むにつれて
登場人物の心の揺れも大きくなっていきます。

そんな気持ちの揺れが伝わるような
台詞回しを提案させていただきました。

 

伝えるのはどう変わったか

ノウハウ記事とオリジナルストーリー、
内容はまったく違いますが
問題点はどちらも「感情が見えない」ところです。

報告することを目的とした文章は
事実をまとめるだけでいいのですが、
それ以外の「読ませたい文章」では
共感してもらうことってとても大事です。

では何に共感するのかというと、
やっぱり「人の気持ち」なんですよね。

「人」=文章の中の登場人物

登場人物の気持ちがどう変化したのか、
そこを読者に追体験してもらうことで
共感が生まれます。

ノウハウ記事の場合は、
質問者という登場人物を立てて
ノウハウを知る前と後の感情の変化
を書くことで
その良さが伝わりやすくなります。

ストーリーの場合は
事実や事柄だけの説明になりがちですが、
登場人物の感情をわかりやすくすることで
感情移入しやすくなります。

どちらの文章も、
始めと終わりでどれだけ感情が上向くか
を意識して書くことで
ずいぶん伝わり方が変わりますよ。

最近私も文章を書くときに
気をつけているポイントの1つです。

ストーリー

 

まとめ

いかがでしょうか。

今回は情報発信するときに
共感を得やすい書き方のコツについて
書いてみました。

文章を書くのに慣れていないと
ついつい事実や事柄を説明するだけで
終わってしまいがちですが、
それだとどれだけ丁寧に説明しても
肝心なところが上手く伝わらないことが多いです。

共感は「その気持ち、わかる」と
思ってもらえることから生まれます。

そのためには「気持ち」の部分を
しっかり書くことが大事ですね。

書き始めと終わりの部分で
どれだけ感情が上向くかを意識すると
伝わり方も変わってきますよ。

あなたが伝えたい気持ちは
どんなものですか?

あなたの情報発信の
ヒントになれば幸いです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

P.S.
「感情を伝える」ことについて
こちらの記事でも書いています。
よろしければ合わせてお読みください。
商品説明が上手い人とそうでない人の違いとは