Excel は、
ビジネスで一番使われているソフト
といっても過言ではないと思います。
ビジネスにはいろんな計算・集計がつきもので、
たとえば4月の集計表をコピーして5月分として使う
なんてこともよくあることだと思います。
ビジネス以外でも、家計簿をExcel でつけている方は
同じようなことをされているのではないでしょうか?。
こうした集計表や家計簿の使い回しや再利用の時に、
知らないと損する便利技を
今日は家計簿を例にお伝えしたいと思います。
まずは元になるシートをコピーする
今回は
4月分の家計簿をコピーして、5月分の家計簿を作成する
という前提で、やり方をお伝えしますね。
4月分の家計簿には、すでに
勘定科目や
金額、
計算式
が入っているものとします。
![家計簿4月分](https://makisatoh.com/2021/wp-content/uploads/2018/09/92d9c804197b232753d2eca5da5a09f9-2.png)
この4月分を基にして
5月分の家計簿を作成するので、
まずは4月分のシートをコピーして、
5月分のシートを作ります。
![シートコピー](https://makisatoh.com/2021/wp-content/uploads/2018/09/f4de13a08eafdef0d6aceb676fde3cee.png)
※もちろん、「名前をつけて保存」で
別ファイルとしてもOKです。
計算式や文字は残して、数値だけ消したい
新しいシートを5月分として使う時、
不要な数値データを消す必要があります。
このときやりがちなのが
計算式まで一緒に消してしまうこと。
支店ごとの
集計・前年比・前月比などが入った
複雑な集計表の場合
見た目だけでは判断しづらく、
一つ一つ数値か計算式かを確認しながら消している方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
数値・文字・計算式が入り混じっているシートで、
数値だけが一度に選択できる機能があると
便利だと思いませんか?
数値だけを選択する機能があります!
それが「ジャンプ」機能の「セル選択」です。
すごく便利な機能なんですが、あまり知られてなくて
ちょっと隠れた位置にあります。
![編集ジャンプ](https://makisatoh.com/2021/wp-content/uploads/2018/09/53070037da77e9ad174d6293d37fe808.png)
忘れそうなので、ショートカットで覚えておくと便利です。
「ctrl」+「G」
「ジャンプ」なのに、
なんで「J」じゃないんだろう?
と思ったら、
英語圏でこの機能は「Go To」機能なんだそうです。
でも、よその国の機能名まで覚えられないと思いますので
「ジャンプのジー」
と覚えましょう。
無理矢理感があるかもですが、
こういうのは覚えたもん勝ちです(*≧∀≦*)
「ジャンプ」機能「セル選択」の使い方
「ctrl」+「G」でジャンプ機能のダイアログボックスを出したら、
左下の「セル選択」ボタンをクリックします。
![ジャンプダイアログ](https://makisatoh.com/2021/wp-content/uploads/2018/09/efe713a2a2b844825dc63af97aab147e.png)
下のような「選択オプション」画面が出てくるので、
①「定数」をクリックして
②「数値」だけチェックを入れた状態
にしてください。
![選択オプション](https://makisatoh.com/2021/wp-content/uploads/2018/09/44a39d059b9b759e25ace44792c8486f.png)
それから「OK」ボタンをクリックすると・・・
このとおり!
![数値選択状態](https://makisatoh.com/2021/wp-content/uploads/2018/09/f39ec1be0bca0e956a8a4dd05aad6e0e.png)
画像のように「数値」だけが、
いっぺんに選択された状態になります。
あとはこのまま「Delete」キーを押せばいいだけ!
文字や計算式はそのままに、
数値だけを簡単に消すことができました。
![Delete後](https://makisatoh.com/2021/wp-content/uploads/2018/09/9ec31219a300fd26b9226e665c4a98b7.png)
数値がクリアされたあとは、5月分の数字を入力して
5月分完成です。
いかかでしょうか?
こうすれば、間違えて計算式まで消してしまうこともなく、
なんといっても大幅な時間短縮になります。
選択オプション画面で「数値」だけを選びましたが、
「文字」だけチェックすれば、
文字のみを消すことも可能です。
「定数」ではなく「計算式」を選択すれば
計算式だけを選択することもできます。
便利な機能ですので、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
今日はExcel で「数値だけ選択して消す方法」をご紹介しました。
1. 「ctrl」+「G」でジャンプ機能を呼び出し、
2. 右下の「セル選択」ボタンをクリック
3. 「定数」 を選んで「数値」だけチェック状態にして
4. 「OK」ボタンをクリック
これで、シート内全ての数値が選択された状態になります。
あとは「Delete」キーを押せば、全ての数値が削除されます。
今回は家計簿を例に、
4月分のシートをコピーして5月分を作りましたが、
もちろん月次だけでなく、
週次・年次資料にも同じ方法が使えます。
家計簿もそうですが、
会社の資料作成で威力をより発揮する機能ですね。
女性の方は、ご主人や彼氏に教えてあげると
喜ばれるかもしれませんよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。