去年から始まった
アンミカ先生のパリコレ学がきっかけで、
日曜夜は「林先生の初耳学」を
毎週見ています。
特に林先生に興味はなかったのですが
いろいろ話を聞いているうちに
仕事に関する考え方など
参考にしたい部分を
たくさん持っている方だなと
思うようになりました。
林先生は
「好きなことよりできることを仕事にする」
という持論をお持ちです。
それに賛同するかどうかは
人それぞれだと思いますが、
会社員時代の先輩も
同じようなことを言っていたなぁと
思い出しました。
その先輩の持論は
今回はそんな「得意」について
書いてみたいと思います。
よろしければお付き合いください。
得意に見えても、本人はそんなことなかった
その先輩Tさんは
SE(システムエンジニア)で
数々のプロジェクトのリーダーとして
活躍してこられました。
時には大コケしそうになった
プロジェクトに途中から入り、
見事に立て直したこともありました。
その功績が認められ
その年の社長賞も受賞された方です。
また、プレゼンも得意な方で
社内の大会では何度も入賞し、
実際お客様への説明も上手く
内外から信頼の厚い方でした。
人心掌握術にも長けていて人望も厚く、
チームをまとめるのがすごく上手くて
私には到底真似できないなぁと
羨ましく思っていました。
プロジェクト管理もできる
プレゼン上手
何よりチーム内の調整がうまい
きっかけは忘れましたが
何かの話のついでに、
いつも思っていたことを
ぽろっと伝えたことがあります。
その時、Tさんから
(私にとって)衝撃の一言が返ってきました。
えぇ~!マジですか?
得意じゃないけど誰にも負けない
あまりにも謙遜が過ぎると思った私は
ちょっと語気を強めて反論しました。
あの大コケしそうなプロジェクトもちゃんと立て直したじゃないですか!。
あんなのTさんだからできたことですよ。
プレゼンだって入賞常連じゃないですか
じゃあチームの関係作りはどうですか?
人心掌握術についてはTさんの右に出る人はいないと思うんですけど
この人の「得意」のハードルって
どんだけ高いんだろう・・・
と思った時に、Tさんが言いました。
あっけにとられている私に、
Tさんはこう続けました。
勝てる場所を増やしていく
仕事をする上で
「適材適所」とか
「得意な部分を伸ばしていく」とか、
「得意」とか「強み」が
すごく強調されていますが、
Tさんには
「得意」とか「強み」という
概念はないようでした。
できることを誰にも負けないようにやる
もちろんその裏には
それなりの努力や経験があっただろうし、
初めからうまくいったわけでもないと思います。
さまざまなことを経て
「誰にも負けない」レベルになっても
「得意」とは思わないというところに
自信の強さを感じました。
結局、自信がないから
「得意」とか「強み」探しに
躍起になっているのかなぁ。
林先生も
「好きか嫌いかではなく、
できることを仕事にする。
そして勝てる場所を見つけるのが大事」
と言っています。
好きが高じて得意になると考えると、
仕事において自分自身が思う
得意かどうかなんていうものは
あまり関係がなく、
「誰にも負けない」と思える
「勝てる場所」を見つけることが
本質なのかなぁと思いました。
「得意」や「強み」を知ることは大切ですが、
そこがなかなか見つからない場合は
ちょっと目線を変えて
「勝てる場所」を探してみるのも
いいかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は会社員時代の先輩に言われた
「得意って必要?」という、
私にとっては衝撃的な一言についての
思い出を書いてみました。
「得意」や「強み」が
なかなか見つからなくて
焦りのようなものを感じている方も
多いかもしれません。
でも、そこから少し離れて
「勝てる場所」を探していくと
「誰にも負けない」
と思えるものが見つかり、
それが自信に繋がることもあるかと思います。
あなたが「勝てる」と思える場所はどこですか?
あなたのビジネスの
ヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。