以前・・・というかかなり昔、
ワープロのインストラクターをしていた時のお話です。
商工会議所主催の検定試験があり、
その検定対策講座を担当していました。
90%以上の合格率は出ていましたが、
合格できなかった生徒さんの中に
実技ではなく筆記試験で
合格点に満たなかった方が
何名かいらっしゃいました。
所属スクールの本部からは
「何か対策を」
と言われましたが、
講座で筆記対策を強化したところで
問題文の読解力(読む力)がないと難しい
という意見が出たことを覚えています。
今日、何気なく
ネットの動画検索をしていて
読解力に関するものを見つけました。
その方がおっしゃるには
「何月何日の何時からです」と書いているのに、
「いつですか?」と質問してくる人があまりにも多い
この原因が
読解力のなさということでした。
確かにこれだけ
本を読む人が減っていると、
読解力を鍛えることも難しいですよね。
学生時代、国語の授業でも
読解力についてなんて
教わった覚えがないですから、
読む力は本人の資質だけに
頼っているのが現状かもしれません。
この動画では、読解力の無さを
次の3つの言葉で表していました。
・読めていない
・独りよがりの解釈
・ちゃんと読んだつもり
結局は
「他者意識がない」
ということでしたが、
これと全く同じことを
夫婦関係についての動画で
別の方がお話ししていました。
・わかったつもり
・独りよがり
・自分はちゃんとやってるつもり
この3つが大きな原因です
読解力についてと夫婦関係、ひいては
人間関係がうまくいかない原因が同じ
ということがすごく面白いなと思います。
こうして今文章を書いているのも、
読者の方とコミュニケーションを取るためです。
情報発信している身として
書くことについては
いろいろ気を使ってましたが、
読むことについては
そこまで気を使ってなかったかもしれません。
文章を書くときにわかりやすく
論理的に書くことを心がけていますが、
読むときこそ書いている文章を
論理的に組み立てて理解することが
大切だなと改めて思いました。
書くことも読むことも、
目には見えない相手との
コミュニケーションだと思えば、
「相手の立場に立つ」
ことを心がけていきたいものです。
あなたの読むとき・書くときの
ヒントになっていれば幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。