器用貧乏のワナとそこから抜ける法

ビジネス

こんにちは。佐藤まきです。

「仕事も気持ちも楽にする」
そんな情報を発信しています。

先週末、鬼滅の刃
電子コミックを大人買いしました。

主人には「流行に踊らされて・・・」と
白い目で見られますが、
それはそれでいいのではないかと思ってます。

世間でどのようなものが
求められているかを知ることは、
ビジネスにおいて大事だと思いますしね。

その中に気になるキャラクターがいました。

自分のことが見えず
無い物ねだりをしている姿に、
なんか昔の自分を見ているような
感じがしたんですね。

そこで今回は
器用貧乏のワナとそこから抜ける法
について書いてみたいと思います。

よろしければお付き合いください。

「壱」しかできない・「壱」だけできない

鬼滅の刃の主要キャラクターに
我妻善逸という子がいます。

主要キャラは鬼を倒すために
「〇〇の呼吸」というのを
会得しているのですが、
みんないくつもの型が使えるのに対し
この善逸は基本となる壱の型しか使えません。

それがコンプレックスで、
自分に自信が持てなかったり
壁にぶつかるとすぐ逃げ出したりと
情けない部分があるのですが、
そこがまたいいんです。

そんな1つの型しか使えない善逸に対し、
他は使えるけど基本の型だけ使えないという
キャラも出てきます。

善逸のように技が少ないキャラから見れば
「すごい人」なのですが、本人にとっては
全部をコンプリートしていない、
しかも基本という核ができてない自分に
コンプレックスを持っているわけです。

はたから見たらお互い無い物ねだりです。
どちらもすごい人なのです。

器用貧乏には核がない

私はこのいくつもの技が使えるのに
コンプレックスを抱いているキャラに
自分を重ねてしまいました。

私は周りの人よりもパソコンが得意です。

パソコンというのはとても万能で、
ExcelWordを使った事務仕事はもちろん、
ホームページの作成、
名刺やチラシのデザイン、
動画の編集など、本当にいろんなことが
パソコン一つでできてしまうんですね。

だから普通は「私はこれが得意です」という
核となるものがあって、
それを商品にしていることがほとんどです。

たとえば「私はデザインが得意です」と言って
パソコンで名刺やチラシ、
ホームページのデザインをするという感じですね。

その方たちは、
自分の仕事に関連するソフトしか使いこなせません。

それでいいのです。

でも私は大体のことができます。

経理事務や確定申告も、
名刺やチラシのデザインも、
動画の編集もそこそこできちゃうんです。

私にとってこれが
ものすごくコンプレックスでした。

だってどれも一番じゃないから。

どれもできることはできるんだけど、
上には上がいるんです。

「〇〇なら佐藤まき」と言われる、
核となる部分がないことに
とても引け目を感じていました。

うずくまり

人に合わせることで自分の核をなくしていく

私はもともと人の頼みを断れないというか、
人の期待に応えなければと
ついつい頑張る傾向が強かったんですね。

パソコンが得意なら、名刺も作れるよね

と言われて、
デザイン系のソフトが使えるようになったし、

ホームページも作れるよね

と言われて、
苦手だったWordPressも勉強して
お客様に喜んでいただけるホームページを
作れるようになりました。

こうやって人の期待に応えようとするうちに、
自分の核をどんどんなくしていったんです。

こんな私に仕事の依頼がくるはずもなく、
毎日ブログを書いていても
なんの反応もありませんでした。

弱い私にも世の中は優しかった

そんな時に出会ったのが
自分の失敗やしくじりをさらけ出す
ブログの書き方です。

それまでパソコンという武器を身につけて
いかに自分を良く見せるか
に必死になっていた私にとって、
この書き方はある意味衝撃でした。

そんなことをしたら、
みんなから見捨てられる、嫌われる・・・

そう思ってずっと抵抗していたのですが、
ある日観念して、自分の豆腐メンタルっぷりを
さらけ出してみました。

そしたら意外にもみなさん
好意的だったことに驚きました。

家族や友達が私の弱い部分も
認めてくれているのと同様に、
世の中の人も「弱いからダメだ」と
切り捨てる人はそうそういないんだなと
改めて思いました。

溢れる想い

器用貧乏を抜け出した先に見えたもの

「弱い私でもいいんだ」と思えたと同時に
「核がない私でもいいんじゃないか」と、
ある意味完璧を求める思考を手放せたように思います。

「もしも人が私に完璧を求めてきても、
それに無理して答える必要はない」

そう思った時、自分を守るために
パソコンの技術をこれ以上増やすことを
やめました。

そして今度は、自分を守るためじゃなくて、
クライアントさんの核となるビジネスを
もっと広めるためにパソコンの技術を
使っていこうと思ったのです。

今、私は
自分らしさをビジネスにつなげる情報発信
をテーマに、ブログの書き方やホームページ制作、
コンセプトメイキングなどの
お仕事をさせていただいています。

器用貧乏というのは、
自分のためにその器用さを使っている間は
なかなか思うようにことが運びませんが、
誰かのために使うことで
より器用さが活かせるんじゃないでしょうか。

壱の型しかできない善逸と、
壱の型以外ができるそのキャラとが合わされば
技が広がっていくように、
クライアントさんの核を見つけ、
それを私の技術で広めていきたいと思います。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「器用貧乏のワナとそこから抜ける法」について
書いてみました。

器用なこと自体は悪いことでもなんでもなくて、
「頼まれたからやってみよう」という感じで
できることがどんどん増えていく
ということもあります。

ただ、この器用さに
自分の価値があるんだと考えたり、
器用さを武器にして自分を守ろうとすると、
とたんに器用貧乏が悪い方向に
足を引っ張っていくんですね。

ここから脱却するには、
その器用さを人のために使うことが
一番じゃないかと思います。

自分を守るためではなく
相手を活かすために使うことで、
自分の器用さも活かされ心も満たされていきます。

あなたの器用さを
誰のために使いたいですか?

あなたのビジネスの
ヒントになれば幸いです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

P.S.
器用貧乏だった私の大きなしくじりと、
そこから抜け出したエピソードを
一冊の電子小冊子にまとめました。

あれもできなきゃ、これもできなきゃ
と武器を身につけようと
頑張っている方にとって、
なにかしらのきっかけに
なるんじゃないかと思います。

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