昨日、効率的な伝え方として
「どこを削って、どこを盛るか」
ということについて書きました。
人に何かを伝えるためには、
相手の頭に入りやすい
話の順番があったり、
たとえ話も一つよりも
3つぐらい畳み掛けるようにいうと
記憶に残りやすいです。
いわゆる話の構成ですね。
文章で伝える場合は、
この話の構成がすべてですが、
セミナーなど実際に話して
相手に伝える場合は
話す技術も大事になってきます。
今回は、この話し方について
書いてみようと思います。
習い事の先生をされている方にも
参考になればと思います。
よろしければお付き合いください。
声の強弱
強弱について
一番わかりやすいお手本は、
ハズキルーペの渡辺謙さんですね。
人前で話す時、
話の中で声の強弱がついていると、
すごく話し慣れているなという
印象を受けます。
強く訴えたいところで
渡辺謙さんぐらい声が張れれば、
伝えたいところは強く大きな声で、
それ以外はちょっと抑え気味にすると
どこが大事な部分かが
聞いてる方もわかりやすいです。
声のトーン
声の高い・低いによって
話の印象が随分変わります。
高ければ楽しそうですし、
低ければ落ち着いた印象になります。
商談などは、
ちょっと低めの声で喋ると
相手に安心感を与えると
聞いたこともあります。
地声の影響もありますが、
伝えたい事柄に応じて
声の高低を意図的に変えると、
聞いている方は
感情移入しやすくなりますね。
話すスピード
これは、私が
インストラクター時代に使ってました。
私はもともと早口なんですが、
大事なポイントは
わざとゆっくり話してました。
教えていた生徒さんからは、
大事なところは話し方が変わるから
『ここがポイントなんだな』
ってわかりやすかった
このように
緩急をつけた話し方も、
大事な部分をわかってもらうのに有効です。
一番大事なのは間
強弱・高低・緩急と
声の使い方を変えると
話のポイントがわかりやすくなりますが、
一番効果的なのは、やっぱり「間」です。
ずっと聞こえていた声が
急に止まると、
消えた声を聞こうとします。
つまり消えた声を探そうと、
話に集中するんですね。
大事なことを伝えるためには、
こちらの話に
できればずっと
集中してもらうのが理想です。
でも話を聞いている方は、
ずっと集中し続けるのが難しいので、
ポイントごとに『間』をとって
集中を取り戻してもらうんです。
話し方を演出する
セミナー講師はもちろんですが、
習い事の先生でも
話がうまいなと思う人は、
自分をすごく演出しています。
大事なところは大きな声で
声の高低をつけて
感情を表したり
緩急というリズムをつけてみたり
本当に大事なところは
効果的に間をとる
相手に何かを伝える時は、
多少の演技・演出は必要だと思います。
ぜひ、しっかり伝わるよう
自己演出してみてください。
まとめ
人に何かを伝えるときは、
話の構成も大事ですが、
話し方によっても
伝わり方随分変わってきます。
声の強弱・高低・緩急
そして『間』
これらを有効に使って、
文章では伝わらない
空気感までも伝えられるよう、
自己演出してみてください。
自己演出することは、
ブランディングにもつながりますよ。
1対多だけでなく、
1対1で話する場合も
ぜひ気にかけてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。